すごろくやゲーム大賞Sugorokuya BoardGame Award

2005年から2018年まで毎年発表していた「すごろくやゲーム大賞」。
その年にすごろくやで取り扱いを開始したボードゲームの中から、多くの人に響く面白さと新しさを併せ持つ、その1年を代表するボードゲーム1作を選出してきました。
2024年も、
- 独自性・新基軸性があるかどうか。
- 多くの人に楽しんでもらえる大衆性があるかどうか。
選考
今回の選考対象としたのは、2023年12月1日から2024年12月末までにすごろくやで取り扱いを開始したゲームのうち、下記を除いた作品です。
【対象外の作品】
- すごろくやのオリジナルやルール制作に介入した自社製品(※)
- ルールや遊び心地に改変が加えられることなく復刻的に再発行された製品
- 単体で遊べない拡張やツール
※自社開発製品については、開発においてどのゲームも大賞に相応わしい基準を満たすことを目標としていますので、あらかじめ候補から除いています。
すごろくやの全スタッフから候補作を募ったのち、2025年1月某日、選考委員長丸田のもとで委員会が招集され、熱烈な討論と厳正な審査が行なわれました。
最終候補作品
審査の結果、最終候補に選ばれたのはこちらの8作品です。

- 『魔法のクリスタル』
- 『宝石の山』
- 『ミスターダイヤモンド』
- 『禁足地』
- 『クイズすごろくかぶーる』
- 『ビストロ・コスモポリート』
- 『ばったポーカー』
- 『ヘルパゴス』
- 『オッポチャッカ物語』
- 『何かおきろ!』
- 『スカイチーム』
- 『ハーモニーズ』
各作品の詳細は、ぜひこちらの動画でご確認ください。
大賞発表
4月、2024年のすごろくやゲーム大賞が発表されました!
珠玉の12タイトルの中から大賞に選ばれたのは『ヘルパゴス』でした。
『ヘルパゴス』は、漂着した無人島から脱出するべく、全員で力を合わせようと奮闘するも、足りない食料と水に疑心暗鬼が募り、遊ぶたびにさまざまなドラマが巻き起こる大爆笑のニセ協力型ゲームです。
その際立つ印象深さと、これから先も定番として長く楽しまれるであろう確信から、大賞を贈呈する運びとなりました。
このゲームを生み出された Laurence Gamelin さんと Philippe Gamelin さんに、心からの敬意と感謝を表します。そして、この作品を世に送り出した Gigamic 社に感謝の気持ちを込めて 2024 年のトロフィーを贈ります。

惜しくも大賞を逃した 11 タイトルも、いずれ劣らぬ名作揃いです。
遊ぶメンバーや機会ごとに「最高」のゲームが変わるのもボードゲームの魅力のひとつ。ぜひ気になった作品をお試しいただけたら幸甚です。