わたしのおすすめゲームリストMy Favorite Gamelist
ヒガセレクト
初心者から上級者まで、幅広い層におすすめするゲーム5選!
【プロフィール】神楽坂と江戸川橋の間にあるボードゲームカフェ『テンビリオンポイント』店長です。
すごろくや取り扱い中のセレクト品
すごろくや取り扱い外のセレクト品
ちょうどいい本格派?初心者にも安心しておすすめできるボードゲーム
『ザ・キー:岸壁荘の盗難事件』
仕事柄、ボードゲーム初心者の方にゲームを紹介することが多く、このゲームの良いところはたくさんあり。
◆箱の大きさ
「おすすめゲームありますか?」と聞かれて、箱をドン!とテーブルに持ってくると、お客様は「大きい箱だ」「難しくないのかな」「でも楽しそう」といった驚きと期待を込めた反応をしてくれます。もうここでつかみはOK
◆テーマとシステムのキャッチーさ
「推理ゲームです」キャッチーな推理というシステム。「3つの事件を解明してください」そしてわかりやすいテーマ。人は知っている事(ワード)に安心感を覚えます。導入としては最高です。
◆ゲーム中アクションの楽しさ
散乱した推理カードを大混雑のバーゲンセールみたいにかき分けて、答えにたどり着く行為は、原始的な楽しさがある。
◆ルールのそこそこちょうどいい複雑さとゲームの難易度
実力のある人が、早く答えにたどり着くことのメリットが大きすぎない、ルールの難易度も少し難しいくらい。といった特徴があり「初心者の方に新鮮味をもったゲームを紹介したい」そんな時によく提案しています。
夜な夜な持ち出し、色んな人と遊んだ
『ワードバスケット』
サラリーマン時代、繁忙期は激務で。家と会社の往復をするだけの生活。「このままだと仕事に人生を奪われる」。危機感を持った自分は、会社帰りにバーに通っていた。
酒場では偶然隣りに座った人と話したりすることがあるのだけど、どちらかというと口下手な自分の、会話のきっかけの常套手段がワードバスケットだった。しりとりという誰もが知っている遊びを元にしたゲームなので理解しやすく。短時間で勝負がつき、2人からでも面白く、持ち運びやすい。軽いゲームがアイスブレイクとなって、ほんとう色んなところで重宝した。今でもお気に入りのゲーム。
ゲームしてる人を観てるだけでも面白い
『デュプリク』
伝言お絵かきゲーム。よくあるリレー形式ではなく、一人の指示役がその他のイラストレーター役に、描いてほしい絵を口頭で伝える。このゲームの良いところは、実際に絵の腕を問われにくいところと、指示役の独創的かつユニークな説明を楽しめるところ。それと、実際ゲームに参加していないオーディエンスも出来上がる絵を観て楽しめる。というのがある。そのため、箱に書いてるプレイヤー人数以上で遊んでも十分たのしい。ぜひ会議用の大きなホワイトボードでも遊んでみてほしい。
こういうのをまっていた!2人用名作のリメイクが4人まで遊べるようになって帰ってきた。
『フィヨルド』
名作と言われるゲームも。様々な理由で絶版になり、入手困難となることはボードゲームではよくある。この作品フィヨルドもその一つだった。二人用のちょうどいい名作。
2人でお店に来店されるお客様は比較的多く、2人用のラインナップは需要が高い。そこまで難しくないルールなので、だれにでもおすすめできる。しかも4人まで対応人数の幅が増えた、至れり尽くせりのアップグレード。
このボードゲームの楽しいポイントは大きく2つあり
- 前半タイル配置のくじ引き感覚
- 後半は運要素のない真剣勝負
前半が運要素あり・後半運要素なしのコントラストがとても良く、運要素ありの前半は後半へ向けての布石というゲーム展開のグラデーションが美しい。
2024ナンバーワン!
『ニュークレウム』
「一番好きなゲームは何ですか?」と聞かれることがよくある。移り気な自分はオールタイムベストを決めることができないが、今年一番楽しかったゲームは決めることにしている。
2022年は「ティルトゥム」2023年は「リバイブ」。そして2024年のナンバーワンは「ニュークレウム」だ。
ボードゲームに出会ってもう16年ほどになるが、自分にとって長時間ゲームを遊ぶことは、とても贅沢で、大切な時間となっている。これのためにボードゲームを続けていると言っても過言ではない。
このゲームは最近の長時間ゲームの様々な特徴を取り入れ、それを上手にまとめ上げている。初めて遊ぶ際はルール量に多さを感じて、尻込みすることもあるかもしれない。だが一度遊んでしまえばどんどんと見通しが立つようになり、容易に上達を感じられる楽しさがある。ぜひこの高揚感を味わってほしい。あと476回遊びたい。