動物札3枚目で弱小動物列を獲得するカードゲームカリバ
- 作者:
- Reiner Knizia
- イラスト:
- Felix Kindelan
『カリバ』は、強さが番号で表された動物カードを、1人ずつ出してはその番号に対応する水飲み場に並べていきながら、列が3枚に達すると〈自分より弱い〉動物カード列を獲得できる、という力関係を利用して、カードをより多く集める駆け引きカードゲームです。
ゲーム内容
1は〈ネズミ〉、4は〈キリン〉、8は〈象〉と、力関係が番号で表された動物カード8種類を使います。
1人ずつ代わりばんこに、手札から動物1種類を選んで、中央の場にある〈水飲み場〉の番号が対応する場所に並べては手札を補充、をくり返していきます。 同じ動物ならば何枚出しても構いません。
威嚇して獲得
もし、置いた動物の列が3枚以上になっているなら〈威嚇(いかく)〉が発生します。 自分よりも弱い(=番号が小さい)動物1種類を水飲み場から蹴散らし、そのカード列をまとめて、1枚1点の得点として獲得できます。
威嚇の連鎖
そのように、一度3枚以上になって威嚇を行なった動物は、さらに次以降の番で1枚でも重ねれば威嚇が行なえますので、カード獲得の好機となるかもしれません。 しかし、さらに強い動物列が3枚以上になったとき、今まで威嚇してきた「3枚以上」が〈おいしい得点〉として威嚇される側になります。
さらに、もっとも強い象(8)も安心できません。ネズミ(1)だけは特別に象を威嚇できるのです。
こうした動物たちの力関係をうまく利用しながら、山札が尽きたらゲーム終了の合図です。 ゲーム終了後、もっとも獲得カード枚数が多い人が勝ちです。
★ここがおすすめ
威嚇して得点を獲得するには、狙った動物カードがあらかじめ1〜2枚は置かれた状態にしておく「下準備」が必要です。自分の番でたくさんの威嚇ができるように、とはいえライバルのための「足場」を作ってしまわないように、誰が何を狙っているのかを狡猾に探り合いながら、手札を取捨選択していく駆け引きと、先の状況を見越した運用計画が楽しいゲームです。
短時間でじっくり楽しめる大人向けとしてとてもおすすめです。
ライナー・クニツィア博士からの紹介動画
数多の名作ボードゲームを世に送り出しているライナー・クニツィア博士から、作者として『カリバ』と『カルテル』両ゲームの紹介動画を特別にいただきました。
日本だけの特製バージョン
初版は2010年で、2018年にHELVETIQ社のリメイク版が発行されましたが、この日本版はそのリメイク版を踏襲し、さらに日本版だけの特別イラストで箱や内容物が刷新されたスペシャルバージョンです。
説明書は日本語と英語の二ヶ国語が同梱されています。
製品情報
- メーカー :
- HELVETIQ(ヘルべティック, スイス)
- 初版発行年 :
- (初版2010年ネザーランド)2018年
- 国内版制作 :
- すごろくや(日本)
- 販売元 :
- すごろくや(日本)
- 国内版発行年 :
- 2020年5月
- 箱サイズ :
- 65 × 110 × 31mm
- 内容物 :
- 動物カード 64枚, 水場タイル 8枚, 説明書(日本語/英語) 1部
- 説明書言語 :
- 日本語/英語
- 製造国 :
- 中国
- JANコード :
- 7640139532374
- 定価 :
- 1540円(税込)
(旧Twitter)の声
すごろくやのクニツィア先生もの、「カリバ」をゲット!
— 兄者@倒さないドミノを遊びたい (@amax2neueziel) June 4, 2020
「カルテル」と絵のデザイナーも版元も同じなので統一性もあってよき。
ゲーム的にはハンドマネージメントかな、そしてさすがのクニツィアジレンマである。
1ゲームも短めなので持参して遊びやすい良いゲーム! pic.twitter.com/M5qLWY8OhP
夫婦カリバ、無事引き分け...2人用としても優秀ですな pic.twitter.com/PYSWJtt3qk
— makira (@iboardgame23) June 13, 2020
■2020年上半期初プレイベスト10
— ハルバラド (@halbarad_bg) June 30, 2020
[10.カリバ]
ひさしぶりにクニツィアのキレを
感じるカードゲーム
さすがは数学博士らしい数字あそびの妙
隙間に遊ぶのに最高 pic.twitter.com/SeX27xqXez
カリバ
— じんだょ@ボドゲのボ! (@jinboardgame) July 4, 2020
出番では手札から1種類選んで何枚でも出せて、3枚以上だったらその数よりも小さく最も近い数字のカードを全て受け取り1枚1点となる。
シンプルなルールでジレンマもあってテンポも良く小箱という久しぶりに出会った傑作。さすがクニッツィアって感じで確実にお勧めできる pic.twitter.com/sP3bSfIukj
カリバ
— ナカダ(over-calo-works?) (@overcalomel) July 6, 2020
少ないルールで謎のダイナミックさがあって興奮する。
2はダメなカードだ…(教訓)
美しいので手元に欲しいゲーム! pic.twitter.com/9z214EVdlF
「カリバ」
— ジェネ (@kandenti2) July 18, 2020
動物達が水場を取り合うハンドマネジメント。面白い!手札を出す、三枚以上なら次の低い数字を総取り。システム上どこかが札が貯る為、手札の調整が悩ましく楽しい。場の状況から相手との睨み合いが多く手札に不要な札が貯まってゆく。シンプルなシステムに面白さが詰まった良作 pic.twitter.com/pnWmQn1G3Z
カリバ
— 東のカルめんま (@KqXBHMu50xXASMR) July 20, 2020
動物カードを出していき3枚以上になったらその数より低く一番近い動物達を獲得
非常にシンプルなゲームなので子供でも楽しめそうです
テンポよくサクサクとプレイできました
バリアントルールのカード補充を山札だけでなく公開した3枚と選べるようにすると悩ましさが増えて良いですね✨ pic.twitter.com/0S9T4sKfwo
カリバ
— 太陽皇子。 (@taiyo_prince) August 4, 2020
スイスのHELVETIQの小箱ゲームシリーズのすごろくやさんのパッケージリメイク版。こちらも3ヶ月くらい積んでたw軽ゲーだと油断していたら、さすがライナークニツイアですね!じわっとくる面白さが堪らない。慣れた向け人のルールでは、別世界を見せてくれる。これは使い勝手が良い小箱の良作。 pic.twitter.com/y7U4xQlnwo
【本日のゲーム】カリバ。
— zbcg (@zbcg) November 14, 2020
閉会まで20分くらいのところで、2回プレイできたので隙間時間にやれるゲームとしてgood! またヒョウガ寒色で雪豹に見えなくもなく、良ゲームで確定。
ゲームの方も、良い感じにチキンレース感があって○。
ドライストやラマみたいに定番として持ってても良いかな。 pic.twitter.com/AYDWVPB7Om
本日遊びましたボードゲーム「カリバ」
— 内藤光穂 ボードゲーム作りたい!! (@W4t2GdEZcyklFAE) May 29, 2021
アフリカのオアシスに、色々な動物が水を飲みにやってきます。
小さな動物は隣に大きな動物が来ると逃げてしまう…、でも1番大きなゾウは1番小さなネズミが嫌い!
サクッと15分ほどで終わる簡単なゲームですが、奥深い駆け引きが楽しめます!
ちなみに僕は全敗! pic.twitter.com/S57gztRUHP
ここ最近「おもしろいなぁ」と思ったボードゲーム。
— 川北 輝__小さく始めて、小さな仕組みをつくる人 (@a_kawakita) June 30, 2021
「バンディド」と「カリバ」
HELVETIQというスイスの会社で、日本では「すごろくや」さんから出ています。
シンプルなルール。
15分〜20分ぐらいで終わって「もう一回」となる良いゲーム。 pic.twitter.com/RrdtwPnxeo
去年の夏、すごろくやのイベントが水道橋であったときに出会ったゲーム。
— 井上一言 (@inoue_hitokoto) July 13, 2021
淡々とプレイができるクニツィア御大らしいゲーム。絵がポップ。持ってるだけで部屋のおしゃれ度アップ!#ボードゲーム#カリバ pic.twitter.com/9FsRfvc4A0