人物の特徴変化を元に推理するゲームウェンディゴのこわい話
- 作者:
- Christian Lemay
- イラスト:
- Nikao
『ウェンディゴのこわい話』は、場のたくさんのボーイスカウト隊員タイルが、全員が目をつむる〈夜〉の間に1人分ずつ消えていく過程で、消えた子の特徴や、微妙に変化した気がする子の特徴を相談して、子供を連れ去る魔の怪物ウェンディゴ役が操るタイル1枚を当てるゲームです。
物語
深い森の中の夜。ボーイスカウトチームのリーダーが、焚き火を囲みながらみんなに話し始めます。恐ろしい怪物「ウェンディゴ」の魂が、なんと今だにこの森の辺りをさまよっていて、誰か1人に乗り移ったまま、誰にも判らないように隊員たちを1人ずつ次々と森の奥へと連れ去っていくというのです。
ゲーム内容
ウェンディゴ役1人以外の人たちは力を合わせて相談・協力し、ウェンディゴはいったいどの隊員に取り憑いているのかを5日目の昼までに当てましょう。
場に散らばった丸タイル32枚に描かれた少年少女の隊員は、一見同じように見えても、スカーフの色や帽子、表情などで少しずつ異なり、同じものはかならず1枚しか存在しません。
ウェンディゴの準備
名乗りを上げてあらかじめ決めた〈ウェンディゴ役〉1人が、他全員の〈隊員役(当てるほう)〉の人たちに後ろを向かせて見えないようにし、その間にこっそりと「裏面がウェンディゴ印のタイルの山」から1枚を取り出して、場にある「それとまったく同じ絵」のタイルと置き換えます。
このタイルの子が、当てるほうの隊員役の人たちが探さなければならない〈ウェンディゴの子〉です。 でも、「まったく同じ絵」と入れ替えたのですから、この状態で見ても誰が入れ替わったのかはもちろん判るはずがありません。
ここから、「夜」と「昼」の時間が5日分繰り返されます。
夜
「夜」には、ウェンディゴ役は隊員役の人たちに後ろを向かせて見えないようにし、その間に、無関係なタイルにはいっさい手を触れないようにしつつ、今回の犠牲者のタイルを1枚決め、裏を向けて手元に連れてきます。そして、その子が元いた場所に〈ウェンディゴの子〉を移動させ、あたかも「最初からそこに居た」ようにします。
昼
「昼」が来ました。当てるほうの隊員役の人たちが正面を向いて目を開け、砂時計の制限時間の間に、さっきと何が違っているのかを手掛かりに全員で相談し、昼に1回だけめくって確かめられる1枚を決めてウェンディゴ当てに挑戦します。
- さっきと違っている子はいないか?
- ウェンディゴの子は必ず移動するのだから、元の「空いた」場所はどこか?
- その「元の」場所にいた子はどんな子だったか?
- もし、元の場所にいた子の特徴が少しでも判るなら、その特徴を持っているのは今誰か?
もしこの挑戦で当てられなければ、制限時間終了とともに次の「夜」がやってきます。
こうして「夜」と「昼」を繰り返しながら、5日目の「昼」を終えるまで見事ウェンディゴ役を見つけられれば隊員役たちの勝ち、見つけられなければウェンディゴ役の逃げきり勝ちです。
★ここがおすすめ
次々と場の子供たちが減っていく恐怖に怯えながらも、隊員役たち全員の連携と相談を上手に行なうことで名探偵ばりの推理が楽しめます。一方、ウェンディゴ役も、いつでもすぐに当てられてしまいそうな気持ちでドキドキしながらも、冷静に隊員役たちの「盲点」を見極めてウェンディゴの子を移動させていく面白さがあります。ドキドキの逃走と推理が存分に味わえてたいへん盛り上がるゲームです。
手軽に楽しめる、子どもから大人まで幅広い年齢層向けとして超おすすめです。
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製品情報
- メーカー :
- Scorpion Masqué(スコーピオンマスク, カナダ)
- 初版発行年 :
- 2017年
- 国内版制作 :
- (日本)
- 販売元 :
- すごろくや(日本)
- 国内版発行年 :
- 2018年6月
- 箱サイズ :
- 189 × 189 × 61mm
- 内容物 :
- 隊員タイル 32枚, ウェンディゴタイル 32枚, 砂時計(45秒) 1本, 説明書(日本語/英語)
- 説明書言語 :
- 日本語, 英語
- 製造国 :
- 中国
- JANコード :
- 4571345800359
- 定価 :
- 2750円(税込)
(旧Twitter)の声
「ウェンディゴの怖い話」はめちゃくちゃ面白い協力型記憶ゲームでした。ウェンディゴ役が鬼になる隠れんぼなので、そりゃ子供はやりたがるw 最終ラウンドにもつれ込んでのギリギリでのウェンディゴ確保のパターンが多く、充分な調整を感じました。これは買わねば!
— jun1s@うずまきスイッチ (@jun1s) June 23, 2018
久しぶりにボドゲ漁ってきた!ウェンディゴってゲームが人狼の視覚版みたいで面白そう!表情や服の色んな特徴のある冒険家達に一人ウェンディゴ(人狼的な人)が毎晩1人ずつ食べていくんだけどそれ以外の人が置いてあったタイルがどんな子が移動したっけ?とか推理していくゲーム買ったらみんなやろ! pic.twitter.com/V39VUvfje6
— しんたや@コスメ販売員 (@shin_taya) July 29, 2018
古民家カフェでボードゲーム会①
— 兎(うさぎ)🐰@新作ゲームBooth先行予約中! (@RabbitNoname) November 16, 2019
ウェンディゴのこわい話
初プレイ。人数が多いと超強いから4人くらいがマックスな体感🤔
でも、意外と入れ替わってても気づかないもんですね😊 pic.twitter.com/CCuY2pYEmA
怖い話が大好きな私、明日発売の新作ゲーム『ウェンディゴのこわい話』体験会に参加してきました。少年達のキャンプに魔の怪物ウェンディゴが現れ、一人の子供に取り憑き…。ウェンディゴになって子供を襲ったり、取り憑かれた子を探したりするゲーム。ドキドキしながら、当てた時の快感ったら。#す箱 pic.twitter.com/fzrMYnIN4r
— 西山えり香 (@erikamenon) June 22, 2018
ウェンディゴのこわい話
— いちなし (@1nothing_TforMs) June 17, 2020
メモリーゲームなんだけどウェンディゴ役とそれを探す側に分かれての対戦。
テーマがすごくいいね。
この手のゲームは忖度無しで子どもと勝負出来るのがいい。
記憶力が衰えてるのが実感出来ます笑 pic.twitter.com/gG0adva3nn
子供と、「ウェンディゴのこわい話」32人の少しずつ違う隊員たち。ただし、一人だけは「ウェンディゴ」が変身してる。毎夜、一人ずつ消えていく隊員。「・・この子、さっきこの位置にいたっけ?!」そいつがウェンディゴだ!当たると結構嬉しいゲーム。 pic.twitter.com/gL4LgEdvyS
— ヨス (@SomeEyesOnly) August 14, 2021