2025年9月27日(土)〜12月25日(木)の約3か月間、中野区立中野東図書館にて、「大人も子どもも楽しめる 世界のボードゲーム展」というテーマで、展示を行ないました。そのときの様子を、少しご紹介させてください。
中野東図書館は、10階建ての「子ども・若者支援センター等複合施設」のうち、7〜9階フロアにあります。今回は8階にある特別展示室の一角で、「大人も子どもも楽しめる 世界のボードゲーム展」を開催しました。
特別展示室の常設展示では、中野区ゆかりの作家・芹沢光治良さんのコレクションや年表などが紹介されています。その隣に、大きな世界地図を背景にして、たくさんのボードゲームを並べました。
ボードゲームの本場はドイツと言われていますが、現在では日本をはじめ、世界各地でさまざまな作品が生み出され、国境を越えて楽しまれています。今回は、すごろくやで取り扱っている中から、「カナダ」「フランス」「ドイツ」「日本」のボードゲームをピックアップし、実物を展示しました。
ボードゲームと聞くと、幼いときに遊ぶものというイメージを持たれがちですが、欧米では「大人こそ夢中になる奥深い趣味」として定着しています。その幅広さを感じていただけるように、子どもが気軽に遊べるものから、大人がじっくり楽しめるものまでバランスよく選定し、展示しました。
解説では、「ボードゲームって何?」という素朴な疑問から、昨今注目されつつある近代ボードゲームの魅力まで掲示しました。近代ボードゲームにはそれぞれ作者がいて、翻訳されて他の国で出版される点など、実は書籍とよく似た側面があります。図書館での展示だからこそ、こうした視点からもボードゲームの魅力をご紹介することができました。
展示室の中央には、ナンジャモンジャのキャラクターに名前をつけるコーナーを設けました。ポスターのナンジャモンジャに自由に名前をつけて、付箋で貼ってもらったところ、3か月間で534(!)の名前が集まりました。多くの方に楽しんでいただけたようで、とても嬉しいです。
ちなみに、上の黄色のナンジャモンジャは、「もこけろ」「コロッケ」「オレピンくん」「もふっぴ」「とまとちゃん」などなど、素敵な名前をたくさんつけてもらっていました。大人の方だけでなく、お子さまの可愛らしい字も見られ、思わず笑顔になってしまいます。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
また、9階のミニ展示コーナーでは、『ヘルパゴス』のフランス語版と日本語版を見比べられる形で展示しました。
すごろくやでは、海外のボードゲームを国内で販売するにあたり、言語の翻訳だけでなく、文化や遊び方の違いにも目を向け、日本でも親しみやすく楽しめるよう工夫したうえで商品化しています。実例として、『ヘルパゴス』で行なった「日本語版のロゴを作成」、「パッケージを小さくリサイズ」、「カードの記載内容を調整」した点などをご覧いただきました。
中野東図書館の方の話によると、会期中は、小さなお子さまから学生、大人の方まで、幅広い年代の方々にご来場いただき、展示や名付けイベントを楽しんでいただけたそうです。
図書館に足を運ばれる方は、本を読みながら新しい知識や体験を求めたり、考えたりすることを好む方が多く、ボードゲームととても相性が良いように感じました。
今回は、すごろくや本社が同じ中野区にあるというご縁で、中野東図書館での展示が実現しました。皆さんに楽しんでいただけただけでなく、わたしたちも図書館とボードゲームの相性の良さに気づくことができました。
これからも、「こんな面白いものがまだあったなんて!」と驚いていただけるような、ボードゲームを新たに知ったり、興味を持っていただける機会を作っていきたいと思います。このレポートを読んでくださった方の中で、すごろくやとのコラボレーションをお考えの方がいらっしゃいましたら、体験型イベントだけでなく、展示についても、お気軽にお問い合わせください。