2026年8月2日(日)、東京都武蔵野市の複合施設「武蔵野プレイス」で、中学生以上の青少年を対象とした講座「プロに学ぶ!ボードゲームの世界 ~作って、売って、広めるお仕事~」が開催されました。
「プロに学ぶ!」は、さまざまな分野で働く人の話を聞き、仕事や将来について考えるきっかけをつくる、武蔵野プレイスのキャリア形成支援事業が行なう講座の一つです。
今回は、すごろくやが、ボードゲームに関わるさまざまな仕事について、特に商品開発や広報の内容を中心にお話ししました。
ボードゲームに関わる仕事は、作ることだけではない!
前半の講話では、すごろくやのスタッフが、現在の仕事に就くまでの経緯を交えながら、すごろくやの仕事を紹介しました。
一つのボードゲームが遊ぶ人のもとへ届くまでには、ゲームを考える作家だけでなく、作品を見つけて商品化する人、説明書やパッケージを作る人、店舗で販売する人、イベントや記事を通じて魅力を広める人など、多くの人が関わっています。
今回は、商品開発と広報を担当しているスタッフが講師を務めたため、それらの仕事での具体的な例を見てもらいつつ、お話ししました。
参加者のみなさんは、最初こそ少し緊張した様子でしたが、話が進むにつれて笑顔を見せたり、うなずいたりしながら、熱心に耳を傾けてくれました。
『ベストフレンドS』の魅力は、どう伝えられる?
後半のワークショップでは、すごろくやの仕事の中から、「ゲームの魅力を考えて人に伝える」ということを、実際に体験してもらいました。遊んだのは『ベストフレンドS』です。
「マイベストな旅行先」などのお題に対して、ほかの人が出題者に気に入ってもらえそうな回答を考えます。出題者は、集まった回答の中から自分が最も好きなものを選びます。
お題が発表されるたびに「えー!」と声が上がり、出題者になった参加者が少し照れながら回答を選ぶ場面も。遊んでいるうちに「何年生?」「どこの学校?」といった会話も交わされ、互いのことを知ろうとする様子が印象的でした。
ゲームを楽しんだあとは、ここからが今回のワークショップの本番です。
参加者のみなさんには、遊んで感じた『ベストフレンドS』の特徴や、おもしろいと思ったところを、付箋に書き出してもらいました。
「相手が何を選ぶか予想するのがおもしろい」
「遊びながら、その人のことを知ることができる」
など、それぞれの気づきを持ち寄りながら、最後はグループごとに「このゲームを知らない人に、どう説明すれば興味を持ってもらえるか」を考えます。
最終的に、一つの短い紹介文にまとめるのですが、どの特徴を残すのか、どんな言葉なら楽しさが伝わるのか、参加者同士で一生懸命に相談していました。
最後に、完成した文章は、グループごとに発表してもらいました。
すごろくやでも、ゲームを紹介するときには、ただルールを説明するだけでなく、「どこがおもしろいのか」「誰と、どんな気持ちで遊べるのか」を考えています。今回のワークショップでは、そんな「ゲームの魅力を見つけて伝える仕事」の一端を体験してもらいました。
「好き」を、相手に伝わる言葉にする
自分が好きなものや、おもしろいと思ったことを、ほかの人にも同じように感じてもらうためには、どのように伝えればよいのでしょうか。これは、ボードゲームの仕事だけに必要な力ではありません。
「自分はなぜこれが好きなのか」をあらためて考え、相手に伝わる言葉に置き換えてみること難しさと楽しさを、ゲームを通じて体験する時間となりました。
参加者のみなさんが、今回の講座を通じてボードゲームに関わる仕事を少しでも身近に感じ、自分の将来を考えるきっかけにしてくれていたらうれしく思います。
ご参加くださったみなさん、そして講座を企画し、参加者一人ひとりに寄り添いながら進行を支えてくださった武蔵野プレイスのみなさま、ありがとうございました。











