10月22日から25日まで、世界最大規模のボードゲーム見本市Spiel ’26が、ドイツ・エッセンで開催されました。
すごろくやからもスタッフが出張してブース出展や視察をしてきたので、そのようすをご紹介します。
会場となったのは、エッセン市にある見本市会場「メッセ・エッセン」です。
屋内の展示面積は、日本最大の展示場・東京ビッグサイトとほぼ同じくらいで、今回は史上初めて、8つあるホールのすべてがSPIELの会場として使われました。
滞在中の気温は10度前後で、空気はひんやり、吐く息も白くなります。
秋というよりは、冬を感じるような気候でした。
そして現地時間の10月22日(木)、午前10時。いよいよ開場です!
世界中から集まったボードゲーム愛好家たちが待ちに待った4日間が始まりました。
会場には世界各国のボードゲーム関連会社のブースがずらりと並び、会期中はずっと、移動するだけでも大変なほどの混雑ぶりでした。
それもそのはず、今回は53カ国から997の出展者が集まり、2,012点もの新作が発表されました。4日間の来場者数も、過去最多の約23万人にのぼったそうです。
新作、名作、掘り出しもの。4日間まるまるいても見きれないほどの規模なので、来場者の皆さんも、事前準備を入念に整えてきた模様。
気になるゲームのリストと、大きなバッグやスーツケースを携えて、あちこち回っていました。
さて、すごろくやのブースはというと……
今回持っていったのは、協力型推理ゲーム『禁足地』(新生版)です。
2024年に自費出版で発表された『禁足地』を、原作者であるボードゲームサークル知転悩さんと相談しながら磨きあげたタイトルです。
新生版の販売は、このイベントが世界初。
皆さんの反応を楽しみにしながら、この日を迎えました。
会期前に2日がかりで飾りつけたブースのようすはこちら。
ブースが入口から少し離れた場所だったこともあり、開場するまではどれぐらいの方が来てくださるのか少し心配していましたが、ありがたいことに、それは杞憂に終わりました。
ドイツはもちろん、ポーランド、フランス、スペイン、イタリア、ブラジル、中国などなど……初日から最終日まで、世界各国から大勢のお客さんが『禁足地』を体験しに来てくださいました。
スタッフのルール説明で、
「仲間のために遺言を残せるんだけど……
たった10秒、しかも利き手と逆の手で書かなきゃいけないんだ!」
と伝えると、決まって笑いが起こります。
論理的に考えつつ、へなへなの遺言に振り回される楽しさは、万国共通。
ブースでは4日間を通して、さまざまな言語で“遺言”の解釈を真剣に話し合う声と笑い声が絶えませんでした。
皆さんが私たちの知らない言語で話し合っているときにも、表情やジェスチャーを見ていると、
「この遺言じゃあ、分かりっこないよ(笑)!」
「もしかすると、この遺言とこの遺言って、同じことを言っているのかも?」
「待って、正しいルートが分かったかも!」
なんて話しているのが、なんとなく伝わってきました。
このゲームでは、“遺言” に何を書くかは完全に自由です。
皆さんが残すクリエイティブな遺言に感動することも多く、途中からは、皆さんの“最期のメッセージ”の数々をブースのあちこちに展示しました。
嬉しいことに、試遊をした方が「すごく楽しかったから」とご友人を連れて再訪してくださることも多くありました。
年に1度の大イベントの貴重な時間をたっぷり費やして『禁足地』を楽しんでくださったことに、胸が熱くなりました。
3日目には、ご予約分を残してすべて売り切れとなりました。
「ここ以外では買えないの?」「自分の国でも売ってほしい!」という声をたくさんいただき、『禁足地』が国や言葉を越えて楽しんでもらえたことを実感しています。
いただいた声を励みに、各地の皆さんにお届けできるようがんばります!
そして……
エッセンで販売した『禁足地』はドイツ語/英語版でしたが、日本版もこの冬にリリースを迎えます。発売日や予約日程も、まもなくお知らせできる予定です。
もちろん、会場のあちこちを回って、世界各国の魅力的なゲームもたくさん見つけてきました!
楽しいゲームをどんどんお届けしたいと思っていますので、こちらも今後のお知らせにご期待ください。
『禁足地』の日本版と、エッセンで出会ったゲームたち、
どちらもどうぞお楽しみに!








